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④クラスの話

クラスが決まってから一週間も経つと、ようやくクラスのメンバーの性格が分かりはじめて、面白くなってきました。どうも韓国語学習者は「自分を捨てる系」キャラの人が多いようですが、皆さんの周りはどうですか? 

わたしの韓国語関係の友達は、全員が全員、「自分を捨てる系」の部分をどこかしら持っているのですが(自分のエピソードをこうして書いているわたしなど、まさに典型でしょう)、梨大のクラスメイトもご多分にもれず、いったん打ち解けると、自分のネタをちぎっては投げ、ちぎっては投げ、の状態。毎日、楽しませてもらいました。

わたしが思うところ、クラスでもっとも強烈なキャラだったのは、某お嬢様学校に小学校から通っていたという、筋金入りのお嬢。彼女には今、イギリスで出会った韓国人の彼氏がいるのだけど、彼氏はすっかり日本語がうまくなって、でも、彼の日本語は彼女の言葉をまねることでうまくなったものだから、「オレのお部屋に来てね」(彼がどうしても「オレ」と言いたがるのだとか)「だって、電話してくれなかったじゃない~」とか微妙に女言葉なんだそう。

また、彼の手元には常に日本語の「50音図」があって、それを見ながら、たどたどしいながらも、とてもほほえましいFAXを送ってくるのだとか。現物を見せてもらったけれど、まっすぐな愛情にあふれた、素敵な文面でしたよ(そのFAXを持ち歩いている彼女も、とてもかわいらしい!)。 逆に、彼女はいわゆるパンマル(友達などと話す時の、くだけた言葉使い)が得意中の得意で、机の上の勉強では絶対覚えられないような言葉を自由自在に使っている。英語で始まったコミュニケーションが、お互いの母語も含めてのコミュニケーションになっていく過程を聞くのは、とても面白いものでした。

ぜんぜん関係ないんですが、彼女のことでどうしても納得いかなかったのは、その徹底した「海産物嫌い」。ほんとに、ほんとに、刺身はもちろんのこと、貝類もだめだっていうんですよ。なのに、なんでカルグクスは食べるんだぁ?! カルグクスとは、アサリがたっぷり入ったうどん。もちろん、海のエキスたっぷりです。じゃ、食べられないじゃん、って言うと「だしはいいの。アサリそのものは食べないから」だって。ヘンなの。

彼女がわたし達を爆笑の渦に巻き込んだ話は、ここでは明かせないものも含めて、もう数え切れないほど。まさに、一家に一台(?)欲しいキャラ。そのほかにも、いろんな人がいますが、また機会をみて登場してもらうことにしましょう。

次回は、わたしの文章を読んでくださった方からご質問や感想が来ていますので、それらを元にしてお話をしたいと思います。




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